2013/01/21
21:58:17
「私はこの映画が嫌いです。命が簡単に奪われていくたびに、涙が止まりませんでした。映画なんだからという方もいるかもしれませんが、わたしはダメでした」
と、AKB48の大島優子が発言をして、大騒動となった映画「悪の教典」。
この発言がされた頃は全く興味はなかったんだけど、友人に原作本を借りたので読んだんですよ。
あましこういうの好きじゃないんだけどなぁって思いながら。
で、原作本を読み終えた感想は・・・・・大島優子と一緒です。
「私はこの小説が嫌いです、小説なんだからという方もいるかもしれませんが、私はダメでした」て感じでした。
とにかく酷い殺人の連続ですから。
映画では山田洋次監督の「東京家族」を見てきました。
小津安二郎監督「東京物語」を山田洋次がリメイクするってことで期待していた作品です。
泣き虫のボクですからアテにはならないだろうけど、予告編だけで泣けましたからね。
で、見た感想は・・・・・大島優子と一緒です、は冗談です。
見た感想は、よく出来てるけど、やっぱ名作のリメイクは難しいねって感じです。
そして期待しすぎるのもよくないねって感じです。
どうしてもオリジナルと比較しちゃいますからね。
小津作品をかなり意識したセリフや撮影なんですけど、違和感があるのはなんなんでしょうか、時代の違いなんでしょうか。
それにこの作品、震災の影響で撮影が一年位延期されて、その震災の話も急遽盛り込まれることになったんだけど、残念ながら特に意味もなく中途半端な結果に。
と、まぁ言い出したらキリがないぐらい突っ込みどころのある映画なんですけど、日本の宝である「東京物語」のリメイクということ考えなければ、いい映画だと思います。
小津安二郎監督「東京物語」と比較は厳禁です。
見に行くときはハンカチを忘れずに!