今日、電車に乗って座って本を読んでたんだけど、ふと前を向くとすごいイケメンが座ってたんだよね。
ま、イケメンというかボクのスキな顔というか、どんなお顔？と言うと、AAAの西島隆弘みたいな顔。

西島君は下を向いてスマホをいじってたんだけど、イヤホン（ボクとお揃いのモンスターのイヤホンでした）をしてたんで、何か音楽を聴いてたんだと思います。
で、ボクの視線に気づいたのか気づいてなかったのかは知らないけど、突然顔を上げてボクと視線があってしまったんです。
ボクは慌てて視線をそらして本を読んでるフリをしたんだけど、しばらくたってから又視線を西島君に向けると、まだ西島君はボクを見ていて視線があったんです。
又、ボクは慌てて視線をそらして本を読んでるフリをしました。

たまたまとは思うけど、二度も視線がバッチリ合ったんで、変な人と思われそうで、それから当分ボクは視線をあげることが出来ませんでした。
でも、やっぱ気になるからしばらくしてからゆっくりと又西島君を見たんです。
そしたら･･･またまた視線が･･･合ったんです

びっくりすると同時に何でだろうって思ったんで、今度はすぐには視線をそらさなかったんだけど、西島君もその間視線をそらさずにボクをずっと見てるんです。
電車の座席の向かい側ですからそんな距離もないし、ずっと見つめあってるなんて変ですよね？
ボクは西島君とのにらめっこに負けてまた視線をそらしたんです。

もう三度も目があったんで、もう西島君の顔を見るのはムリだわって思って、本を読むフリをしながら西島君の足を見てたんです。
西島君は膝下ぐらいまでの短いパンツを穿いてましたから。
西島君の足は男らしく脛毛がたくさん生えてました。
その男らしい足を見ながら萌えーってドキドキしてましたが、よく見ると西島君の足に赤い斑点がたくさんありました。
あの赤い斑点は何だろう、もしかして布団を全然干してなくて、ノミに刺されたりしてる？
どうしよう、もしかしてお顔を清潔感あるお顔だけど実はあまり清潔じゃない人？、でも捨てがたいイケメンだしなぁ、うーん、やっぱイケメンはノミに勝る、だからＯＫだなって考えたりしてたんですけど、そんなことを考えてる間にボクが乗り換えのために降りないといけない駅に着いたんです。
でも西島君は座ったままでこの駅では降りないみたいです。

仕方ないのでボクはゆっくりと立ち上がり、ゆっくりと扉に向かって歩き出しました。
ボクに声かけるんなら、今でしょ！って思いながら。
だって三度も目があったでしょ？
まったくの偶然ってわけじゃないよね？
ずっとボクを見てたんでしょ？
声かけないとボクはすぐに違う電車に乗っちゃうよ？
早く声かけないと･･･ボクは･･･早く･･･早く･･･

結局、声はかけられませんでした。
電車を降りてから振り返ると、西島君はまた下を向いてスマホをいじってました。
ボクはただの自意識過剰の自惚れ屋さんだったみたいです

そんな楽しい日々を過ごしてる今日この頃でした。