おくりびと

2009年のアカデミー賞で外国語映画賞を受賞した日本映画です。

日本映画でアカデミー賞外国語映画賞を受賞したのはこれまで４作あって、この「おくりびと」が一番新しいんですけど、その他の３作はいずれも1950年代なので、「おくりびと」は50年以上ぶりだったんですよね。

今年は日本映画として５作目の外国語映画賞（今は国際長編映画賞って言うのかな）受賞が期待できます。

村上春樹原作の短編小説を映画化した「ドライブ・マイ・カー」です。

アカデミー賞発表までにいくつもの映画賞（主に各地域の批評家賞）がアメリカにはあって、12月初旬頃から順次発表されてるんですけど、「ドライブ・マイ・カー」が大躍進してるんです。

外国語映画賞はもう既にたくさん受賞してますけど、外国語映画賞だけでなく作品賞もアメリカ映画を押し退けていくつか受賞しています。

その他にも監督賞（濱口竜介）、脚色賞（濱口竜介）、主演男優賞（西島秀俊）もいくつか受賞しています。

ということで、ボクの受賞予想です。

作品賞

ノミネートされるのは10作品なんですけど、「ドライブ・マイ・カー」はギリギリノミネートされるかどうかってところですね。外国語映画枠的な感じで投票されると今年は間違いなく「ドライブ・マイ・カー」に票が集まってノミネートされると思うんですけどね。ちなみ日本映画がこれまでノミネートされたことはないので、ノミネートされると日本映画史上初になります。（ノミネート可能性は50%、受賞可能性は5%位ですね）

監督賞

ノミネートされるのは5人。この部門も外国人枠的な感じで投票されるといいんですが、今年はライバルが強敵揃いですからね。ギリギリ....って感じですね。日本人としては「乱」で黒澤明がノミネートされて以来となります。（ノミネート可能性は45%、受賞可能性は5%）

脚色賞

ノミネートはたぶん間違いないと思います。これまで発表された映画賞でもほとんどノミネートはされてますから。ただ受賞はほぼ決まってる作品（人）がいますので受賞は厳しいと思います。（ノミネート可能性は90%、受賞可能性は20%）

主演男優賞

西島秀俊は好きな俳優さんですけど、さすがにアメリカでは無名ですから厳しいでしょうね。ドラマ「きのう何食べた？」良かったですよね。ノミネートだけでもされると大ニュースになると思うんですけどね。2003年に「ラストサムライ」で渡辺謙が助演男優賞に、2006年に「バベル」で菊池凛子が助演女優賞にノミネートされてますから不可能ではないと思いますけどね。（ノミネート可能性10%、受賞可能性2%）

外国語映画賞

これまで発表されてる映画賞ではだいたい８割方受賞しています。安心は出来ませんが。（ノミネート可能性99%、受賞可能性70%）

ノミネート発表は現地時間2月8日、3月27日にアカデミー賞が開催される予定（コロナの影響で変更になる可能性あり）ですので楽しみですね。

ということで、今日もマニアックな内容になったかなw